ハナガサイタ

都内でひっそり暮らすゲイの日記です。

僕のスタート地点

こんばんは。直です。

 

今日は、夕方から彼とは別行動。10年前社会に出てから、都内に越してくるまでの4年間を過ごした街に行ってきました。以前のブログにもちょっとだけ登場しましたが、当時馴染みにしていたお店に顔を出してきました。

 

このお店は駅から家に帰る途中にありました。レトロな佇まいと焼き物のいい匂いがお店の外まで広がっていて、引越してきてからずっと気になっていたんです。初めてお店ののれんをくぐったのは、引越してきてから最初の夏。入り口の引き戸は開けっ放しになっていて、中からはお客さんの賑やかな話し声。中に入るとコの字型のカウンターと小上がりの座敷に2つのテーブル。席はほぼ埋まっています。カウンターの中には炭火の焼き台と名物の煮込みが入った大きな鍋。茶色くなって年季を感じる壁に掛かったメニュー。入った瞬間に、お店の雰囲気が僕の心に刺さりました。

 

カウンターに通され、アルバイトの学生が、おしぼりを置くと注文を尋ねてきます。生ビールとオススメの煮込みを注文して、出来上がるのを待っている間に僕の携帯が鳴りました。ちょっと話している間にビールと煮込みが出てきます。久しぶりに連絡の取れた人からだったので、お酒を飲みながらその場で話し込んで盛り上がってしまいました。今ならそんなこと絶対にしませんが、周りも気にせずカウンターに座ったまま話し込んでしまったんです。しばらくして電話を切り、もう何品か美味しい料理とお酒を楽しんで、お会計をお願いした時のこと。女将さんにハッキリ言われました。

 


『電話なら帰って家でしな!』

 


そりゃそうです。お店は賑わってても、周りはおひとりで静かに楽しんでるお客さんや内輪で楽しく飲んでる方達ばかり。飲みながら、食べながら、電話しているのは、僕だけでした。素直に謝り、お会計を済ませると、今度は女将さんから優しい言葉。

 


『魚食べるの上手だね。張合いがあるよ。またおいでね。』

 


電話が終わってから注文した焼き魚の食べ方を見ていたらしく、そう声を掛けてくれました。失礼な振舞いをした僕に、他のお客さんが言いたかったことをストレートに伝える厳しさと、それでもまたおいでと言ってくれる優しさがありました。


なんて温かいお店なんだろう。

そう思った僕は、それから定期的に通うようになりました。20代の若者が1人で飲みに来るのは珍しかったのか、お店の女将さんや息子さん、馴染みのお客さんは、いつも優しく話し掛けてくれました。だんだんと名前を覚えて貰い、他のお客さんを紹介して貰い、お店での知り合いが増えていきました。そうなると、1人でお店に入っても、1人でいることがほとんどありませんでした。年齢、職業、立場いろんな人がいましたが、どの人も僕の悩みを聞いてくれたり、お酒の席での所作を教えてくれたりもしました。会社以外の人から聞くお話は、未熟な僕にとってはどれも新鮮で、勉強になるものでした。僕の社会人としてのアイデンティティは、ここを起点に作られたと言ってもいいと思っています。いつしか休みの日にみんなでテニスをしたり、潮干狩りに行ったりもして、お店の外でのお付き合いもするようになりました。4年間楽しく過ごさせて貰って、ついに僕の異動。都内への引越しを決めた時、お店で盛大な送別会まで開いてくれました。


今思うと、縁もゆかりもなかったこの街での生活は、家族や親戚はもちろんいないし、学生時代の友人とも離れ、孤独と不安でいっぱいだったんだと思います。会社には同期や年の近い先輩たちもいましたが、そこはやはり会社。何でも話せる人は、そうはいません。そんな僕に頼れる人生の先輩たちとのたくさんの出会いをくれたこのお店と女将さんには、とても感謝しています。


僕が引越して1年も経たないころ、今からちょうど5年前、一番仲良くして貰っていた馴染みのお客さんから連絡が入りました。


『女将さんが亡くなりました』


立ちすくむという言葉を、初めて自分の身で経験したような気がします。そして、思い出しても涙が出てきます。引越して以来、いつか行こういつか行こうと思いながら、しばらく顔を出していないうちに、こんなことになってしまうとは...

明日やろうは、馬鹿野郎。僕は、本当に馬鹿野郎です。会いたい人に会いに行く時間を惜しみ、死んでから会いに行くなんて。


今日は、女将さんの命日。どんなに忙しくても、毎年この日だけは、ここに来るようにしています。お線香をあげ、馴染みのお客さんとお店に集まり、思い出話と近況報告をしています。お店を出る時は、女将さんの『またおいで』が聞こえるような気がします。


僕の社会人としてのスタート地点となったこの街、このお店。いつまでも大切にしたいです。そして、そのきっかけを作ってくれた女将さん。本当にありがとうございます。


僕の10年

こんばんは。直です。

 

だんだん暖かい日が続くようになり、都内の桜は見頃を迎えましたね。僕も彼と2人でお花見をしてきました。木曜日は仕事終わりに待ち合わせをして千鳥ケ淵の夜桜。今日はお昼から錦糸公園に行ってきました。2人でゆっくり桜を見て、すっかり春の気分です。

f:id:nao0920:20190331182025j:image

f:id:nao0920:20190331182153j:image

 

さて、明日は4月1日。新しい環境での生活が、スタートする方もいらっしゃるのだろうと思います。特に、新しく社会に出て仕事を始められる皆さん、新社会人おめでとうございます。毎年この時期になると、あちこちで各社の新入社員らしい若者を目にします。5~6年前までは、共感を持って見ていましたが、最近は共感より応援したくなる気持ちで見ています。この感覚の変化は、単純に彼らとの年齢差が開いてきているからなんでしょうね。僕は、今日で入社からまる10年が経ち、明日からは11年目に突入しす。10年のケジメに振り返りと、新しく社会に出る皆さんに向けたメッセージを書こうと思います。

ブログを読んでくれている方に当てはまる人がいないかもしれないし、むしろ人生の先輩方にとっては、10年ごときの小僧の戯言かもしれません。温かい目で読んで貰えるとありがたいです。

 

この10年は、本当にあっという間でした。ざっくり振り返るとこんな感じ。

 

卒論修論の分野と違う分野の配属先で、必死に勉強した1年目。

東日本大震災を経験した2年目。

震災の対応に追われながらも、初めて後輩ができた3年目。

今まで続けられている仕事のきっかけができた4年目。

初めて異動した5年目。

仕事で論文を書くぐらいになった6年目。

評価されて異動した7年目。

1年中、激務に追われた8年目。

子会社への出向辞令を貰った9年目。

鬼のような上司に、初めて褒めて貰えた10年目。

 

自分の中でキーになっていると思う年は、2年目、8年目、10年目です。

2年目。あの地震が良かったとは決して思いません。忌まわしくも忘れてはいけない記憶ですが、社会人になって若い間に経験できたことは自分の糧になっていると思います。責任、信頼、価値。その後の対応に追われる中で、言葉の意味と自分の言動を照らし合わせる日々は、自分を強くしてくれたと思います。

8年目。過労死レベルの残業が数ヶ月続いて、それ以外の月も本当に忙しかったです。でも、上司、先輩、同僚、仲間には、本当に恵まれていました。愚痴を言いながらも、飲みに行っては励まし合って、なんとか乗り切っちゃったんですよね。辛かったのは間違いないんですが、後から振り返ると人間関係の部分では楽しかったんだと思います。この職場を離れる時、忙しさから開放される嬉しさと、みんなと離れる寂しさでいっぱいでした。今も忙しい時は、あの時に比べれば大丈夫と思って乗り切っています。

10年目。その上司は、本当に怖いんです。でも、たまに優しいんです。直属の上司ではないんですが、技術も経験も社内では誰にも負けないまさにドンみたいな人で、4年目の仕事を与えてくれたのもこの人。僕と知り合ってからは腐れ縁みたいなもので、僕がどこにいようが仕事をふられます。そして、ことあるごとに厳しい指導を受けます。ありがたい時(ひどい時)は、3時間以上もマンツーマンで時間を割いていただいたこともありました。口調は厳しいし、無茶も言うので、一見ひどいんですが、こちらの味方になると本当に最後までフォローしてくれて、責任まで取ってくれる優しい人です。いつしか、この上司に全く関係のない仕事でも、この人だったらどう考えるか、この人がこの資料を見たら何て言うか、考えながら仕事をするようになっていました。

先日、そのに上司に褒められました。泣いてはいませんが、涙がでるほど嬉しかったです。伝えてもいないのに、僕が入社10年を迎えることを知っていて、声を掛けてもらいました。具体的に何を言われたかは秘密ですが、僕のことをすごくよく見てくれていたんだなと思います。素直に嬉しい気持ちと感謝の気持ちを伝えて、もう3時間は勘弁してくださいとお願いしときました。

こうして振り返ると、僕は周りの人に恵まれていたなと思います。困った時に助けてくれる人がいるって、素晴らしいことだと思います。明日からも、10年分の感謝を胸に頑張りたいと思います。

 

それでは、明日から社会に出る若者にメッセージを2つ。

 

1つめは、僕が入社した時の上司の受け売りです。

「素直な心、謙虚な姿勢、感謝の気持ち。この3つがあれば、どんな仕事でもできる」

一人でできる仕事の量やレベルは、必ず限りがあります。誰かの力を自分の力に変えることも立派な仕事のスキルです。誰かの力を借りる時に必要な心の持ちようを表しています。

ただ、社会に出て10年が経ち経験を積むことで、ようやくこの言葉の本当の意味が分かってきたように思います。裏の意味を取るんですね。この3つのうちどれか1つでも欠けると仕事はひとつも進みません。これは、新入社員に限った話ではありません。自分の無知を素直に受け入れる。謙虚に教えを乞い、丁寧に理解する。感謝を伝えることで次に繋げる。当たり前で簡単なようにも見えますが、10年経った今でも常にこの3つの気持ちを維持し続けることは容易じゃありません。知らないことを放置して目先の成果を優先することもありますし、経験を盾に畏怖の気持ちを忘れたりもします。後輩にはありがとうを言い忘れたり、振り返ると胸が痛みます。

若いうちは初めてのことであれば、分かりません、教えてくださいをいくら言っても許されます。教えて貰ったらありがとうございますと言いお礼をすれば、明日からの先輩もきっと味方になってくれると思います。

 

2つめは、10年間働いて感じていること。

「命を危険にさらす仕事からは、今すぐに逃げろ」

僕が入社した時、先輩にあるメモを渡されました。某社の鬼十則です。当時はピンと来ないものが多かったですが、今では10のうち多くが理解できます。でも、今でも1つだけどうしても理解できないのがこれ。

「取組んだら放すな!殺されても放すな!目的を完遂するまでは。。。」

冷たいことを言うようですが、社会は厳しさと辛さと理不尽に溢れています。程度を下げることは出来ますが、これらを完全に避けることは無理です。困難に直面してもやり遂げるという意味は分かりますが、命を差し出す必要は決してありません。誰かのサポートを得られるように、信頼できる人を1人でもいいので作ってください。それでも、どうしてもダメな時は、命の危険からはすぐに逃げてください。大丈夫、1人が抜けたぐらいで組織は潰れません。1人の社員が抜けたぐらいで潰れるような組織は、それこそ今すぐに逃げた方がいいです。

この10年の間に、先程の某社では悲しい事件がありました。あのような事件は、2度と起こしてはいけません。働くために生きるのか。生きるために働くのか。どうか自分の命を大切に、ブレない軸をもってください。

 

 僕の振り返りとメッセージはここまで。読んでくださってありがとうございます。拙いブログのお詫びと言ってはなんですが、プチ情報を1つ。

例年通りであれば、明日の新聞のどこかに素晴らしいメッセージが掲載されます。毎年、成人の日と4月1日に新成人や新社会人に向けたメッセージが、サントリーの広告として掲載しています。寄稿は、作家の伊集院静さん。毎回、素晴らしい内容なので、新社会人じゃなくても心に響きます。長くつづけていらっしゃるので、2012年までの分はまとめて本にもなっています

1回の量は今日のブログの100分の1ぐらいで、100万倍は深く面白いと思いますので、是非読んでみてください。

 

それでは、明日から社会人11年目を迎える僕をこれからもよろしくお願いします。

 

彼の弱音

こんばんは。直です。

 

つい1時間前のこと。仕事終わりにLINEを開くと、彼が弱音を吐いています。仕事でいろいろあったようです。

彼を知ってる人はご存知かもしれませんが、彼は愚痴やネガティブなことをツイートしません。ブログにも書きません。僕にもあまり言いません。例外的に暗くなりそうな話題も、ポジティブの兆しを残して話します。

そんな彼なので、今日は何かあったんだろうなと思います。元々今日は彼の家に行く予定だったし、明日はゆっくり会社に行けばいいので、気が済むまで聞いてみるとしましょう。

きっと途中で眠くなって、寝るんだから。明日の朝になれば、忘れてるんだから。大丈夫。

 

あと1駅で着きますよー♪

 

 

僕と彼の歳の差

こんばんは。直です。

 

前回のブログを書いた後、ツイッターでこのようなお願いをしました。

このtweetの意図の1つ目は「読んでくださった方の意見を聞きながらコミュニケーションを取りたい」。2つ目は「自分自身の振り返り」です。34年生きてきても、自分のことなのに人に言われて初めて気付くことってたくさんあります。自分自身のことを完全に理解できていないので、死ぬまでには理解できるように、みなさんの協力をお願いします。と言った所でしょうか。

訳分かんないケド、ネタがないだけでしょ?

はい。その通りです笑

 

さっそくリクエストいただいたお題はジェネレーションギャップです。2人のエピソードというよりは、自分の考えがメインになりますが、ちょっと真面目に考えました。

 

まずは、僕と彼の歳の差。

僕が1984(S59)年生まれ、彼が1990(H2)年生まれですので、2人は6歳離れています。彼が小学校に入学した年に、僕は中学校に入学。彼が大学に入学した年に、僕は大学院を卒業して社会人になっています。そんな風に考えると、僕の方が大人なように見えるかもしれませんが、そんなことはないと思っています。

2人が付き合い始めた時に、年上が好きとか年下が好きっていうのは、どちらにも特にありませんでした。彼とお付き合いする前は、年上の方とも、同い年の方とも、年下の方ともお付き合いしたことがありますが、年上に甘えたい、年下に頼られたいという感覚はなかったように思います。彼とも、どちらかが引っ張るとか、どちらかが着いていく訳ではなくて、横にいて一緒に行こうって感覚で付き合っています。だから、2人でいる時は僕の方が子供だったり、彼の方が大人な時もあります。逆ももちろんあります。いつもそんな感じなので、普段の生活の中では、あまり歳の差を感じていません。

 

そして、ジェネレーションギャップ。

一般的にジェネレーションギャップというと、「大人はわかってくれない」、「最近の若者は」というセリフに代表されると思いますが、2人の間にはそれもないです。そのセリフが出るほど年が離れてるとは思わないし、敢えて年下だと意識したとしても彼はしっかりしている方だと思います。付き合って約5ヶ月、すぐ近くで彼を見てきて常々思っているのは、お父さんやお母さんに優しく正しくしつけてもらったんだろうなということです。若いことで責めたら、最近の30代半ばはだらしないと責められそうです笑

 ちょっと前に彼が、「おジャ魔女どれみってアニメ知ってる?」と話しかけてきました。答えは「知らない」です。今でも特に知ろうともしていないです笑 それで、そのことをジェネレーションギャップだと彼に言われて、とても心外だった訳です。

たぶんそれは、カルチャーの違い。そのアニメは今年20周年らしいですので、当時僕は部活漬けの中学2年生か3年生。サブカル的なものには一切触れず、家ではバレーボールの試合を延々と見続けているような中学生でした。どっちがいいかという話ではなくて、それぞれがそれぞれの環境にいただけだと思っています。

 

若者と大人も今現在は同じ時代を生きていますが、これまで生きてきた時代背景が違いすぎるんだと思います。高度経済成長を支えた世代は、もっと豊かにもっと豊かにと、みんなが同じ夢を持ってある意味「画一的」な時代を生きてきたかもしれません。その結果残された豊かさにあふれている現代は、「多様性」の時代です。ジェネレーションギャップは、年齢差からくるものではなくて、それぞれの世代が生きた時代の雰囲気やカルチャーなものから生じるものだと思っています。お互いの生きてきた時代や、環境を分かりあって、いろんな人が分かり合えるようになるといいなと思います。

 

こうして、2人の間のジェネレーションギャップや年齢の差を否定し続けてきましたが、唯一否定できないのが体力の差。なんだかここ1、2年で本当に体力が落ちた気がします。これだけは6歳の差は縮まりません...

ゆうさん。お願いですから、階段はもう少しゆっくり登ってください。でないと僕があなたを追いかけるだけの人間になってしまいます。

 

さて、明日は月曜日。もう寝ましょう。

これからもマイペースにブログは続けます。また、お題のリクエストお待ちしております。

 

 

僕と彼の2月と3月

おはようございます。直です。

そしてお久しぶりです。

 

2月と3月は、仕事の締切に追われて慌ただしい毎日を送っていました。年度締の仕事はだいたい片付いたので、昨日はお休みをもらっていました。朝起きて、隣に彼がいて、洗濯をして、彼を仕事に送って、洗濯干して、僕も出かける...夜は駅で待ち合わせて一緒にジムに行って。ゆる〜い日常が戻ってきたことにホッとしています。

 

そんな忙しい中でも、ちょこちょこ出掛けたり、彼の優しさに触れたり、ブログに書きたいことはたくさんあったので、まとめ的な感じで雑に振り返りたいと思います。

 

2月 2日 柴又散歩

彼の家から約2時間。2人でお話しながら、テクテク歩いて柴又まで行ってきました。大好きな堂島孝平さんの『葛飾ラプソディー』という曲に出てくる街で、寅さんでも有名ですね。この曲はアニメのこち亀でも有名ですが、柴又はやはり寅さんの街。いたる所で男はつらいよや、寅さんの雰囲気を感じられます。

帝釈天のお庭や参道をブラブラしながら、食べ歩き。写真の天丼のお店は、山田洋次監督の行きつけだそうで、色紙が丁寧に額に入れて飾ってありました。

天気も良くて、素敵なお散歩になりました。

f:id:nao0920:20190322143112j:image

f:id:nao0920:20190322143116j:image

 

2月 9日 aikoのライブ

彼が大ファンのaiko。初めて2人でライブに参戦してきました。aikoはデビュー当時から知っていましたが、僕の中では売れてる有名なアーティストの1人に過ぎませんでした笑 でも、彼と付き合ってからは、聞かない日はないんじゃないか?ってくらい毎日のように耳にします。iTunesに曲を入れて貰って通勤途中で聞いたり、掃除をしながらライブDVD流したり、彼の鼻唄を聴いたり...今は暮らしの中にaikoがあふれています。

当日は、午前中に会場に着いて、グッズを買って、お茶して、たまーりん(たまアリのゆるキャラらしい笑)と同じポーズで写真撮って,ライブへ向けてテンション上げながら過ごしました。

そして、いよいよライブ開始。スタートはなんと「ハナガサイタ」そう、彼が名付けたこのブログのタイトルです。一気にテンションマックスで二人ではしゃぎまくっていまいた.僕が好きな曲はセットリストになかったケド、いつか生で聞けるいいなぁ。

僕はライブ自体が久しぶりでしたが、彼とお揃いのTシャツを着て、隣で同じ音楽を聞いて、同じ感動を味わえるのもとても素敵な体験でした。今度は、僕が好きなアーティストのライブやフェスにも行ってみたいと思います。 

f:id:nao0920:20190322150502j:image 

 

2月23日 伊香保旅行

先輩カップルのまにゃおさん&かじゅさん、あむさん&ずまさんのお2組と僕たち直&ゆーたろうの6人で群馬県伊香保温泉に旅行に行ってきました。去年の忘年会でお会いした時に旅行に行きたい!という話になり、このタイミングでの実現となりました。

食べて飲んで遊んで、とっても楽しかったです。でも、そんなことより、お2組ともとても素敵なカップルで近くで見ていてキュンキュンしまくりでした。僕たちもあんな風にいつまでも仲のいいカップルになりたいなぁと思って眺めておりました。

企画や準備、本当にありがとうございました。

f:id:nao0920:20190322152501j:image

f:id:nao0920:20190322150547j:image 

 

3月 2日 三崎散歩

みなさん、京急の「みさきマグロきっぷ」をご存知でしょうか。「品川~三崎口の往復切符」、現地の「バス乗り放題券」、マグロ中心の「お食事券」とお土産や体験ができる「おもひで券」これがついてなんと3500円!これはかなりお得です。そしてこの時期は、三崎口の1つ手前の駅三浦海岸の河津桜が見頃なんです。

実は去年のGW、彼は1人でこの切符を買って、1人で遊びに行ってるんです。寂しいですね。はい。今回は、そのなんともコメントのしようのない思い出を2人で同じことして上書きしたろう!という企画です。ちなみに、彼の一人旅の様子はこちらです↓

yu-taro1201.hatenablog.com

まずは、お食事券でまぐろ丼を食べに行きましたが、桜の時期ということもあってすーごく混んでて待ち時間は1時間。待ち時間を利用して、近くの神社まで歩いてみました。するとここにも、まぐろ!!まぐろの形をしたおみくじが置いてありました。しかもこれ、おもちゃの釣り竿で釣って選ぶんです。2人で仲良く交代で釣ってきました。頃合を見て無事美味しいまぐろ丼を食べて、お土産に三崎ドーナツとお魚を買って、桜の場所へ。少しだけ時期が遅くて散り始めではありましたが、河津桜の濃いピンクと菜の花の黄色がとっても鮮やかでした。写真にはドーナツの袋を持ってるゆーさんが写ってまーす。 

f:id:nao0920:20190322152623j:image

f:id:nao0920:20190322152832j:image

 

振り返ると2月3月も結構遊んでるなと思いましたが、休日出勤もあったりしてやっぱり忙しかったです。でもそんな休日出勤の日に、彼がお弁当を作ってくれました。今の職場は、休日になると食糧が途絶えるので、コンビニで買って行くか、家から持って行くかの2択になってしまいます。だからお弁当は本当にありがたいです。しかも美味しい♪ 前日から仕込みをして、朝も早く起きて作ってくれて、お弁当バッグにメッセージ付のビスコを忍ばせて、なかなかに健気な恋人です。 

f:id:nao0920:20190322142250j:image

お弁当だけじゃありません。夕飯も作って待ってくれています。寒い日はお鍋。疲れてる日はオツって書いてあるオムライス(のようなもの笑)家に着くタイミングで温かいものでご飯が出てくるのは、いつも本当にありがたいです。

f:id:nao0920:20190322142314j:image

f:id:nao0920:20190322142342j:image

そんな彼も年度末は忙しかったので、たまに僕の方が早い日や休みの日は僕もお料理をしていました。この日は中華三昧で、冷凍していた作り置きの餃子とチンジャオロースにバンバンジー。どれも自分で味付けしました。クッ●ド●とかを使っても美味しいんですが、自分で味付けすると、その時その時で微妙に味が変わるので楽しいです。

f:id:nao0920:20190322152903j:image

 

こんな感じで2月3月は忙しくも楽しくバ、タバタと過ぎて行きました。お陰さまで仕事もプライベートも充実した毎日を過ごすことができています。

今朝はぐっと冷え込んでいますが、桜も開花して、春が近づいてきました。また彼と過ごす新しい季節がやってきます。さて、どこにお花見行こうかな?

 

僕の料理 1

おはようございます。直です。

 

今週末は自炊することが多かったので、作ったものをご紹介しようと思います。料理のことを書いてるとテンションが上がってしまって、いつもの文章と雰囲気が違うような気もしていますが、そのままにしときます。

 

金曜日。いつもより早めに彼の家に着けそうだったので、久々に僕が夕食を作りました。LINEで彼から聞いたリクエストは、温まるもの。抽象的なリクエストはちょっと困るんですが...笑、迷わず鍋に決定。時間もあったし、胡麻豆乳坦々鍋をスープから作ることにしました。

まずは、肉味噌。

みじん切りした筍と玉ねぎを炒めて、火が通ったら挽肉とにんにく、しょうがを追加。甜麺醤と豆板醤で味付け。

f:id:nao0920:20190204010503j:image

ちょっと作りすぎました。週が明けた今もまだ余ってます…ゆーさん、冷凍してくれたかな?

次はスープ。味噌、砂糖、練りごま、鶏がらスープの素、酒、醤油、豆板醤を混ぜておいて、豆乳で少しずつ解きながら一旦沸騰させます。豆乳は余った時にそのまま飲めるように調整豆乳を買ったんですが、料理に使うなら無調整の方が良かったですね。

具材は、冷蔵庫に余ってたキャベツを鍋底に。チンゲン菜、椎茸、しめじ、えのき、豚バラ、ネギの下にはお豆腐。スープを入れて、肉味噌を載せると、こんな感じ!

f:id:nao0920:20190204011536j:image

盛りすぎて、鍋の蓋が閉まりません笑

スープは豆乳だけだと火を通してからドロドロになったので、後から水を足して調整したんですが、油断して焦がしてしまいました。。。

坦々スープなので、やはり〆はラーメン。更に余ったスープは、翌朝雑炊にして食べました。適当に作った割には上出来だったと思います。

ちなみに土鍋の焦げは、重曹水を土鍋で沸かして、こすらずに落とせました。焦げがふわふわ浮いてくるの、面白ーい!

 

土曜日。前日のtwitterで、いろんなフォロワーさんが餃子を食べているのを見たら、無性に餃子が食べたくなったので作ることにしました。

タネは豚挽肉、白菜、ニラ、胡椒、醤油、ごま油、砂糖、塩。ホントはラードを混ぜると、偽装肉汁になって美味しいんですが、最寄りのスーパーに無かったので断念しました。スーパーのおじさんが代わりにくれた牛脂は...使いませんでした笑 おじさんと牛さん、ごめんなさい。

包むとこんな感じ。

f:id:nao0920:20190204073123j:image

全部で60個作ったんですが、40個は冷凍しときました。というのも、僕がもともとリクエストしていた節分の海苔巻きを彼が作ってくれていたので、その日に食べる分は控えめにしときました。焼き上がりはこんな感じ。ビールが進みます。

f:id:nao0920:20190204015352j:image

餃子のタレ、僕の好みは酢多め、醤油数滴にラー油です。あと、酢に胡椒だけっていうのも美味しくてオススメです。

彼が作ってくれた海苔巻きはこちら。お上手!そして、美味しい!!

f:id:nao0920:20190204015357j:image

 

日曜日。夜は自分の家に帰ってきたんですが、帰りが遅くてあまり手間を掛けたくなかったので、冷凍作り置きを使ってつくね丼にしました。冷凍のご飯とつくねをチンして載せるだけ。超簡単!そして、美味しい!

f:id:nao0920:20190204020519j:image

 

土曜日のお散歩でも食べてばっかりだったので、今週末は少し食べすぎました。目の手術後に、控えるように言われていた運動も解禁されたので、そろそろジム通いを再開させないと。週末チャージも完了したので、今週も頑張ろうと思います。

 

僕の恋愛

おはようございます。直です。

 

最近、twitterで始めた質問箱。こんな質問を頂きました。

お二人とも過去にお付き合いした人とお別れしたことで出会えたと思いますが、その別れを踏まえて、「ここは直そう」「こ | Peing -質問箱-

今の僕には、ハッとする質問だったので、ちゃんと考えてみようと思いました。僕の過去の恋愛を振り返って、答えを出したいと思います。ちょっと長いです。


僕も今年で35歳になるので、真似事のようなものから、我を忘れる程夢中になったものまで、そこそこ恋愛は経験してきました。中でも次の3人との恋愛は、自分の人生に大きく影響を与えているような気がしています。

 

1人目は、大学に入ってすぐに出逢った同級生。2人とも地方から独りで進学してきたこともあり、寂しさを紛らすようにお話しているうちに、惹かれあっていったのを覚えています。入学式の数日後に出逢い、ひと月ぐらいでお付き合いすることになったので、大学生活の4年間はその人と共に過ごしました。

卒業後、相手は就職して社会人、僕は大学院に進学してまだ学生。付き合った当初のままのような2人でいたかった僕と、だんだん大人の恋愛にシフトしていきたい相手。生活リズムや日常の過ごし方も、徐々に徐々にすれ違っていくのを修復することなく過ごしてしまいました。気づいた時にはお互い歩み寄ることができる範囲を超えてしまい、話し合いをしてお別れすることになりました。今思うと、ずっと18歳の頃の感覚で恋愛を続けるのって無理があるし、相手の成長を近くで応援しきれなかったのは、僕が子供だったなぁと反省ばかりです。

僕の人生で、数年単位で誰かとお付き合い出来たのは、この人が初めてでした。人を好きになる気持ち、その人を大切に思う気持ち、それがどういうことなのか、ちゃんと分からせてくれた恋愛だったと思います。

この人とは、よく話し合って前向きに別れたこともあって、10年近く経つ今でも仲が良いです。たまにご飯に行って、近況の報告をしては、お互い励ましあっています。

 

2人目は、僕がある時期頻繁に出張していた先で出逢った人。出張先で出逢ったこともあり、すぐには会うことのできない距離がありましたが、お互い支え合いながら過ごしていました。向こうの家族にも温かく受け入れて貰えて、この人とこれからもずっといるような気がしていました。

ホントにいつも楽しい時間を過ごしていたんですが、ここには書けないある出来事がきっかけでその生活も一変。いつまでも支え合えれば良かったんですが、僕の体調にも支障が出てきたり、なんで自分ばかり我慢してるんだろうって悩んだり。きっかけになったその出来事がどうしても許せなくて、僕の方から別れました。

終わり方はお互いにとって、気持ちのいいものではありませんでしたが、家族の温かさを改ためて実感できたし、困難があっても相手を思う気持ちの大切さを教えてくれた恋でした。

この人とは、今は連絡も取ってないですが、ただただ元気でいてくれればいいなと思います。

 

3人目は今お付き合いしている彼。似ている所が多くて、一緒にいて本当に心地がいい。出逢った時から彼もそう思ってくれているらしく、飾らずに何でもさらけ出せる感覚があります。

それでも、最近だんたんと彼の僕とは違う部分も分かってきました。ケンカというか小さいいざこざのようなこともしばしば...

そんな時に、過去の恋愛から学び、ここ数ヶ月彼と過ごしてきて、僕自身が気をつけようとしているのは2つかなぁと思います。

 

1つ目は、違いを受け入れること。

1人目に紹介した過去の人から学んだことです。似ている所が多いと言っても、それぞれ一人の人と人。違う所があって当然ですよね。何でも同じことにこだわってたら、相手も自分も疲れます。

 

2つ目は、我慢しないこと。

2人目に紹介した過去の人から学んだことです。我慢はし過ぎると自分を壊します。これは、決してわがままし放題にするという意味ではなくて、自分自身の芯のようなものは崩さないようにしようということです。

 

さて、最近起こり始めた2人のいざこざは、家事の仕方、言葉の使い方についてがほとんど。部屋をキレイに保つ。感謝を伝える。目的は共通に持っているはずなのに、やり方や表現の違いに目が向いて、つまらないいざこざばかりでした。そんな時に冒頭の質問を頂いて、2人でハッとしたんです。

相手に任せたことは細かく口出ししないで最後まで相手に任せる。相手のやり方が気に入らなくて、我慢出来なかったら自分でやる。終わったらお互い感謝し合う。当たり前のことですが、今改めて気づくことができて良かったです。

 

3人目に紹介した今の彼が過去の人にならずにお互い成長していけるように、辛いことでも笑って過ごせるようなキラキラした笑顔がいつまでも見られるように、大切にしていきたいと改めて思います。