ハナガサイタ

都内でひっそり暮らすゲイの日記です。

僕と彼の始まり

おはようございます。直です。

 

今日で彼と付き合って1年。ということは、彼とのお付き合いをきっかけに始めたこのブログももうすぐ1年。ブログだけでなく、twitterInstagramでも温かく見守ってくださった皆さん、本当にありがとうございます。1年間を振り返ると、お陰様で大きなケンカもなく、穏やかに過ごすことができました。

 

これを機に、よく質問される僕と彼との始まりについて振り返りました。月並みなものかもしれませんが、2人にとっては特別な出逢いですので、この日のネタしようと思います。

途中、僕と彼それぞれ個人のtwitterから引用がありますが、二人とも個人のアカウントは鍵付きなのでリンクはしてません。ご了承ください。

 

僕たちの出逢いのきっかけはtwitterです。一番最初のやり取りは2018年6月、彼からのフォローされたことでした。僕は、お!なかなかイケメンそうな子にフォローされた♪と思ってそのままフォローバック。すると彼からDM。

 

 彼)初めまして、ゆーたろうと申します。フォロバありがとうございました!どうぞよろしくお願いします(о´∀`о)

  

こんなDMはあまり貰うことがなかったので、感じのいい子だなぁって、好印象だったことを覚えています。僕も当たり障りのないお返事をしましたが、特別なやり取りが続くこともなく普通のフォローフォロワーの関係でした。

ただ数日後には、僕が彼を意識するようになるtweetがありました。

その頃は梅雨の時期で鬱陶しい季節だったんですが、なんか楽しいことないかなぁなんて考えていたら、彼が紫陽花の写真をツイートしているのを見つけました。

 

彼)雨だね…靴が濡れるのは嫌だけど、紫陽花は好きです。

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僕は、たまに花を見に出かけたりする程度に花が好きなので、これだ!と思い、自分もアジサイを探しに出かけることにしたのです。

鬱陶しい季節に小さな幸せを見つけたような感覚が嬉しくて、そこから彼のことが気になり始めました。もっと彼のことを知りたいと思い、夢中になって彼のtwitterやリンクの貼ってあったブログを読み漁りました。

 

彼のtwitterやブログは、いつも言葉がキレイでした。そして、読んでいると僕との共通点がたくさんあるような気がしました。

少し前にパートナーとお別れして、新しいパートナーを探していること。

ゲイによくある、体目当ての出会いが嫌いなこと。

ずっと一緒に居られるパートナーに憧れがあること。

季節を感じるイベントや場所が好きなこと。

料理と食べることが好きなこと。

他にも言葉にはできない微妙な感性とか考え方が僕と似ているなぁって、とてつもなく気になり出しました。

それでも僕からは特に何もできずに数ヶ月が経って秋の始まりの頃、また彼が気になるツイートをしているのを見つけました。

 

彼)ふと、金木犀の香りがしました。今年もこの時期がやって来たな…ってわくわくした気持ちと、夏が終わったなーって寂しい気持ちになりました。四季をたくさん感じて生きていきたい。

秋はいいよね。美味しいものもたくさんあるし、紅葉が綺麗。いつか好きな人と紅葉狩りに行きたいもんだ!(*´꒳`*)

 

僕は、彼の季節の感じ方の描写がとても素敵に思えて、無意識にリプライしていました。

 

僕)昨日会社を出た時に、金木犀の香りがした!季節を感じて生きるのはいいよね♪

 

彼)もー秋が来たなーって感じがしますよね。秋を教えてくれる良い香りです!

四季を楽しんで生きるってすごく良いですよね(*´꒳`*)そういう楽しみを享受できる人と巡り逢いたいもんです(笑

 

彼の言う「好きな人」、「楽しみを享受できる人」って誰なんだろう?こちからから名乗り出たくなる気持ちでいっぱいでしたが、彼のtweetにリプライするのが精一杯。

でも、この人に会わなきゃ絶対に後悔すると思い、数日後、彼にDMを送ることを決めました。彼からはすぐに返信があり、そこから2人のやり取りが始まりました。メッセージのやりとりをしていても、彼の言葉はとてもキレイで、僕の心に響き、心地よくお話ができていました。まだ会ってもいないのに、僕の方はどんどんのめり込んでいって、彼は彼で楽しんでいるような感じもしていました。twitterのDMからLINEになり、一つのメッセージがどんどん長くなっていき、スマホの画面に表示しきれないほどでした。そんなやり取りを続けているうちに、やっぱり会ってみたいと思うようになりました。彼からも会ってみたいと言ってもらえて、ついに食事に行くことになりました。

お互い、初対面はかなりの緊張でした。初めて見た彼の顔は、想像以上に僕のタイプどストライクだったので、ますます緊張していきます。初対面特有の月並みな話をしながら街をブラブラして、とあるカフェに入り今度はゆっくりお話をすることにしました。共通点が多いことは、これまでのやりとりで何となく分かっていましたが、実際に話してみるとその通りでした。お互いの前の彼のこと、育った場所のこと、友達のこと、普段仲のいい友達にしか話さないようなことも、彼なら優しく聞いてくれそうな気がして、僕も彼のことなら何でも受け入れられそうな気がして、飾らずにお話することが出来ました。お店を移動して食事をしながらお話をしても、どんどん出てくる共通点や似たような考え方。無理に話を合わせているんじゃないかと思う程に、会話が弾みました。話題が尽きず、閉店時間になりお店から退店をお願いされるまで盛り上がりました。

後からこの時のことを振り返って2人で話しましたが、食事をしている時点で僕は完全に彼のことを好きになっていましたし、彼もそれに近い気持ちでいてくれたようです。その時は彼も帰りたくないなって言ってたし、僕も帰りたくなかったんですが、それでも何とか理性を取り戻してお互い家に帰ることにしました。

 

その後もしばらくLINEでのやり取りが続き、自分の気持ちはちゃんと固まり、彼も同じ気持ちだなっていうのが会話の流れからハッキリ分かるようになってきました。やり取りをしばらく続けながらも、次に会う約束をしました。 場所はなんと彼の家。週末の夜、ご飯を作って待っているとのことだったので、おみやげに小さな花束を持って遊びに行きました。お互いの気持ちはお互いが分かってたし、何の抵抗もありませんでしたが、きちんと告白はしておきたかったので、僕の方からお付き合いを申し込み、彼も笑顔で受け入れてくれました。

 

間もなく、このブログも始まりからまる1年。その後の僕らのことは、このブログに書いてある通りです。あっという間でしたが、たくさんの大切な思い出ができました。

 

そして、先月から始まった念願の彼との暮らし。この1年間に負けないように、たくさん思い出を作って、一つひとつ大切にしていきたいと思います。