ハナガサイタ

都内でひっそり暮らすゲイの日記です。

僕の恋愛

おはようございます。直です。

 

最近、twitterで始めた質問箱。こんな質問を頂きました。

お二人とも過去にお付き合いした人とお別れしたことで出会えたと思いますが、その別れを踏まえて、「ここは直そう」「こ | Peing -質問箱-

今の僕には、ハッとする質問だったので、ちゃんと考えてみようと思いました。僕の過去の恋愛を振り返って、答えを出したいと思います。ちょっと長いです。


僕も今年で35歳になるので、真似事のようなものから、我を忘れる程夢中になったものまで、そこそこ恋愛は経験してきました。中でも次の3人との恋愛は、自分の人生に大きく影響を与えているような気がしています。

 

1人目は、大学に入ってすぐに出逢った同級生。2人とも地方から独りで進学してきたこともあり、寂しさを紛らすようにお話しているうちに、惹かれあっていったのを覚えています。入学式の数日後に出逢い、ひと月ぐらいでお付き合いすることになったので、大学生活の4年間はその人と共に過ごしました。

卒業後、相手は就職して社会人、僕は大学院に進学してまだ学生。付き合った当初のままのような2人でいたかった僕と、だんだん大人の恋愛にシフトしていきたい相手。生活リズムや日常の過ごし方も、徐々に徐々にすれ違っていくのを修復することなく過ごしてしまいました。気づいた時にはお互い歩み寄ることができる範囲を超えてしまい、話し合いをしてお別れすることになりました。今思うと、ずっと18歳の頃の感覚で恋愛を続けるのって無理があるし、相手の成長を近くで応援しきれなかったのは、僕が子供だったなぁと反省ばかりです。

僕の人生で、数年単位で誰かとお付き合い出来たのは、この人が初めてでした。人を好きになる気持ち、その人を大切に思う気持ち、それがどういうことなのか、ちゃんと分からせてくれた恋愛だったと思います。

この人とは、よく話し合って前向きに別れたこともあって、10年近く経つ今でも仲が良いです。たまにご飯に行って、近況の報告をしては、お互い励ましあっています。

 

2人目は、僕がある時期頻繁に出張していた先で出逢った人。出張先で出逢ったこともあり、すぐには会うことのできない距離がありましたが、お互い支え合いながら過ごしていました。向こうの家族にも温かく受け入れて貰えて、この人とこれからもずっといるような気がしていました。

ホントにいつも楽しい時間を過ごしていたんですが、ここには書けないある出来事がきっかけでその生活も一変。いつまでも支え合えれば良かったんですが、僕の体調にも支障が出てきたり、なんで自分ばかり我慢してるんだろうって悩んだり。きっかけになったその出来事がどうしても許せなくて、僕の方から別れました。

終わり方はお互いにとって、気持ちのいいものではありませんでしたが、家族の温かさを改ためて実感できたし、困難があっても相手を思う気持ちの大切さを教えてくれた恋でした。

この人とは、今は連絡も取ってないですが、ただただ元気でいてくれればいいなと思います。

 

3人目は今お付き合いしている彼。似ている所が多くて、一緒にいて本当に心地がいい。出逢った時から彼もそう思ってくれているらしく、飾らずに何でもさらけ出せる感覚があります。

それでも、最近だんたんと彼の僕とは違う部分も分かってきました。ケンカというか小さいいざこざのようなこともしばしば...

そんな時に、過去の恋愛から学び、ここ数ヶ月彼と過ごしてきて、僕自身が気をつけようとしているのは2つかなぁと思います。

 

1つ目は、違いを受け入れること。

1人目に紹介した過去の人から学んだことです。似ている所が多いと言っても、それぞれ一人の人と人。違う所があって当然ですよね。何でも同じことにこだわってたら、相手も自分も疲れます。

 

2つ目は、我慢しないこと。

2人目に紹介した過去の人から学んだことです。我慢はし過ぎると自分を壊します。これは、決してわがままし放題にするという意味ではなくて、自分自身の芯のようなものは崩さないようにしようということです。

 

さて、最近起こり始めた2人のいざこざは、家事の仕方、言葉の使い方についてがほとんど。部屋をキレイに保つ。感謝を伝える。目的は共通に持っているはずなのに、やり方や表現の違いに目が向いて、つまらないいざこざばかりでした。そんな時に冒頭の質問を頂いて、2人でハッとしたんです。

相手に任せたことは細かく口出ししないで最後まで相手に任せる。相手のやり方が気に入らなくて、我慢出来なかったら自分でやる。終わったらお互い感謝し合う。当たり前のことですが、今改めて気づくことができて良かったです。

 

3人目に紹介した今の彼が過去の人にならずにお互い成長していけるように、辛いことでも笑って過ごせるようなキラキラした笑顔がいつまでも見られるように、大切にしていきたいと改めて思います。